日本との行き来が完全に自由になったことで、社内外ともにベトナムへの出張者が(僕のまわりで)急増しています。アテンドを繰り返すなかで「あ、コレ持ってると便利だな、役に立ったな」と思うものがいくつか出てきたので、せっかくなので当地で同じようにあくせくしている若手駐在員さんたちに向けてシェアさせていただきたいと思います。いってみれば当たり前のものも多いですが、少しでもご参考になれば。
その前に、そもそもの心がまえについても以前書いているのでそちらをご覧になっていない方はぜひ。↓
日焼け止め、汗拭きシート、ミネラルウォーター
ホーチミンは常夏、ハノイは5月下旬頃から気温が30℃を超え、直近の出張アテンドでは35℃超えの炎天下のなか街中を2時間半歩き倒すという地獄の行進を(図らずも)敢行してしまいました。新卒で入社して初めての出張で来てくれた2年目の女性社員の方が出張キライにならないか心配です。口ではとても楽しかったと言ってくれてましたが…。
上記アイテムくらい自分で持ってこいよと言いたくなるものですが、予め当地の気候を伝えていてもみなさんそこまで気が回らないことが多いです。日焼け止めと水ボトルは朝イチの車の中で、汗拭きシートは外での視察から車に戻ったとき、さりげなく渡してあげるとスマートかなと思います。
傘(パラソル)
ハノイもホーチミンもざっくり5月頃から10月頃まで雨期に入ります。ゴルフ場で使うパラソルみたいな大きな傘があれば、雨をよける本来の傘としての役割はもちろん、日かげのないクソ暑いなかでも大いに役に立ちます。現地法人の方で何本か用意しておき、こちら側(アテンド側)であっても女性社員がいればその子にさしてあげてもよいでしょう。
虫よけスプレー
ベトナムは熱帯地域であり、うんざりするほど蚊がいます。蚊はデング熱を媒介しますが、特に2022年は過去2年に比べて感染者が増加、4~5年に一度の流行年となることが懸念されています。とりわけ重症患者は前年比7倍ということで、例年以上の注意が必要です。僕自身もホーチミン時代、やけに二日酔いが夕方まで抜けないなと思ったらデング熱で、1週間ほど死にかけた経験があります。
虫よけスプレーも日本からわざわざ持ってくる出張者を見たことがありません。アテンド側で用意すべきでしょうし、アテンドがなくても常に携帯しておくべき一品ですね。もうデングかかりたくない。。
現金
ベトナムでは近年だいぶクレジットカードが普及しましたが、ローカル料理屋や観光地スポットの入場料・拝観料などキャッシュでしか支払いができないところはまだまだあります。初めての出張者は当然現金を持ち合わせていませんし、慣れた人でも最低限しか持ちたくないという人が多く、だったら駐在員の方で多めに用意しておいて全ての支払いをし、あとで日本円で精算した方が楽チンです。わざわざ両替所に連れていくのも面倒ですしね。アテンド中に現金が足りないことに気付いて出張者をATMで待たせないように気をつけましょう。
ヘパリーゼ・ウコンの力など
出張者アテンドに夜のお付き合いはつきもの。うっかり深夜まで飲んでしまうこともしばしば、でも翌日も予定はぎっしり詰まっていることでしょう。翌朝「昨日もお疲れさまでした」と二日酔い対策ドリンクを渡してあげると好印象です。「なにもそこまでしなくても」と思うかもしれませんが、こっちだって出張者がいつまでも二日酔いで思考停止状態になられていても困りますからね…自分のためだと思って気持ちよく差し出してあげましょう。少なくともヘパリーゼはベトナムで買えます。
ポータブル充電器
意外と需要の多いアイテムです。一日中外回りをしていたり、前日ホテルで充電し忘れていたりと出張者の電池はなくなりがちです。原因はよくわからないですが自分のデバイスにしても異常に減りが速い日もあったりして、各所への連絡やとっさの調べものでスマホが使えなくなるのは死活問題です。一度使うと満タンまで充電したくなるのが人の性ですので、ポータブル充電器はフルに近い状態にしておくか容量の大きいものを用意しておくのがベターです。
古地図
冒頭に貼ったリンクの記事で書いたように、僕はアテンドのミソは「道、メシ、歴史」だと考えています。街歩きをしたり視察をしたりする場合には、いくつか古地図を持っておくとけっこう良い話のネタになります。まだご自身でみたことのない方は、けっこう街の勉強になるので↓のリンクも覗いてみてくださいな。
おわりに
あまり深く考えずにぱっと思い浮かぶものを並べてしまいましたが、他にも思いついたら随時追加していきたいと思います。備えあれば憂いなし。せっかくお出迎えするなら準備万端に、ハッピーな出張アテンドをプロデュースしましょう!…来週末も2連チャンでむっちゃ偉い人くる~。。
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